現在、私たちの「食」は生産の現場からはるかに遠くなり、ほとんどが工業製品化されています。
そのために「食の安全、安心性」を図ることは食に非常に多くのプロセスが加えられていて、源流を探ることは大変困難です。
また、昨今「食や調理」が家庭からはなれていく現状があります。
このような状況で、フードビジネスに求められるものは、かつて母親が家庭で果たしていた役割だと思います。家族の健康を守り、美味しいものを楽しく食べさせるという役割です。お客さまの食生活を考慮し、同時に、売上・利益を得るというビジネスの目的を目指しながら、どのような「食」をご提供するかを考えていくことが、フードビジネスの課題だと思います。
安全・安心の衛生からレシピの開発まで多くの分野の知識が要求されますが、意義深い仕事であると考えています。